兵庫県姫路市飾磨区の調剤薬局
えびす調剤薬局
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当店がスプレーボトルを採用していない理由

その汗のお悩みお薬という選択肢もありますよ?

スプレーボトルにして欲しい、あるいはスプレーボトルに入れ替えて良いかというお問い合わせを頂くことがあります。
当店としてはスプレーボトルを採用しておらず、ヒンジキャップを採用しています。
これにはいくつかの理由があります。

コスパが良いから

ヒンジキャップの場合、1、2滴程度で済むので、スプレー噴霧よりもコスパが良いと思います。

用法が「塗擦」だから

薬局製造販売医薬品(薬局製剤)の添付文書(使用方法などが書かれた文書)には、オリジナル要素を加えて良い箇所とダメな箇所があります。
ダメな箇所として用法があります。
この薬の用法は「必要に応じ、適宜患部に塗擦する。」です。
これは、変えてはいけない要素です。
さて用法には「塗擦」と書いています。
「塗擦」とは擦り込んで塗ることです。
スプレーの方が便利ではないかとは、販売者であっても購入者であっても誰でも一度は思うことです。
しかし、どちらであっても結局、手で触れなければならないのです。

副作用や使用上の問題

先人たちがスプレーにしなかった理由について全く予想がつかないわけではありません。
他の部位や衣服に付着する可能性があるからではないかと当店は考えています。

例えば、腋に噴霧したとします。
近距離で噴霧するとわき腹に流れます。
わき腹は薬剤が付着すると比較的赤くなったり、かゆくなりやすい部位です。

また、この薬剤が付着すると衣服が着色する可能性があるなど、いくつか問題があります。
もちろん、これらの問題は頻発するほどのものではありませんが、報告されていることではあります。

こういった理由があるので、1、2滴を塗擦して、患部以外に薬剤が付着しないようにするのが良いと思います。

以上、現時点での当店の考えは上記のとおりです。