兵庫県姫路市飾磨区の調剤薬局
えびす調剤薬局
TEL:079-235-8115
9:00~18:30(月・火・木・金)9:00~12:00(水・土)

体臭、特に腋臭に影響する食べ物

その汗のお悩みお薬という選択肢もありますよ?

腋臭に影響を与える代表的な食事を紹介します。
腋臭は個人差があり、下で紹介する食事が必ずしもすべての人に腋臭を引き起こすわけではありません。
過度に避ける必要ありません。
極端に摂取している場合は調整する程度で良いと思います。

ネギ類、特にニンニク

ニンニク、玉ねぎ、ネギなどには、硫化アリル(別名:アリシン)という臭い成分が多く含まれています。
硫化アリルは血流を通じて体全体に広まり、特に腋の下からも臭いが発生します。
例えば、ニンニクが体臭に影響を与える主な仕組みは、アリルメチルスルフィド(Allyl Methyl Sulfide)という硫黄化合物に関連しています。
この化合物は、ニンニクを消化した後に体内で生成され、特有の臭いを持つことが知られています。
アリルメチルスルフィドは、ニンニクを消化する際に体内で代謝され、血液中に取り込まれます。
その後、肺を通じて放出され、皮膚から発散されるため、口臭や体臭の原因となります。
アリルメチルスルフィドは硫黄の強い臭いを持つ物質で、その臭いは他の人にも感知されやすいです。
個人的に実験したのですが、夏に3個/日、3日続けたところ、かなり体臭が強くなり、2,3日臭いが続きました。
主観的な感想です。
玉ねぎ、ネギにも他の硫化アリルが含まれており、ニンニクほどではないにしろ、体臭へのある程度の影響はあります。

アルコール

アルコールの代謝過程においてアセトアルデヒドという物質が生成されます。
アセトアルデヒドは強い臭いを持ち、汗と結びついて不快な体臭を引き起こすことがあります。
アセトアルデヒドはアルコールの代謝過程で速やかに生成されるため、アルコールを摂取することにより、アセトアルデヒドの濃度が一時的に増加します。
このアセトアルデヒドが汗腺によって分泌される汗と結びつくことが、体臭の原因となります。

高タンパク質の食事

高タンパク質の食事を摂取するとアミノ酸、特に硫黄原性アミノ酸(システイン、メチオニンなど)の代謝が増加し、硫黄化合物が生成されます。
一部の硫黄化合物には特有の臭いがあり、これらが体臭の原因となることがあります。
特に赤身の肉や魚は、体臭に影響を与えることがあるとされています。

カフェイン

カフェインは中枢神経を刺激する作用があります。
これによって代謝が活発化させるため、アポクリン汗腺が刺激され、発汗量が増加する可能性があります。
また、カフェインには脱水作用があるため、体内の水分が減少し、脱水症状が現れることがあります。
脱水は汗の濃度を高め、臭い物質がより強くなる可能性があります。
これによって腋臭を悪化させることがあります。