当店で作っている塩化アルミニウムベンザルコニウム液の使い方について解説します。
塩化アルミニウムベンザルコニウム液の使い方
塩化アルミニウムベンザルコニウム液は脇に使う場合と手のひらに使う場合が最も多いかと思います。
脇への使い方
寝る前に数滴使用して下さい。あまりたくさん塗ると他の部位に流れて副作用の原因となります。
- 手のひらに塩化アルミニウムベンザルコニウム液をとる
※容器の口の部分に触れない方が良いと思います。
- 脇に塗る
- 寝る
- 朝起きたら洗い流す(塗れたタオル等でふき取ってもいいです)
コットンなどを使ってもいいです。
手のひらへの使い方
寝る前に使用して下さい。
塗るときは手が濡れていないようにしましょう。
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- 手のひらに塩化アルミニウムベンザルコニウム液を塗る
※容器の口の部分に触れない方が良いと思います。
- 寝る
- 朝起きたら手を洗う
効果判定と対応
効果判定は使用後、5、6日くらいです。状況によって使い方や対処を変えていきましょう。
効果が薄い場合(ワキガ)
ワキガの方は、状況が複雑であったり、重度であったりする可能性があります。本当は症状が大きくないにもかかわらず、不安が強い方もいらっしゃいます。これ以上は、制汗剤や医薬品で一律に対処することは難しいです。
医療機関でワキガ治療をすることをお勧めします。
効果が薄い場合(手のひら)
一般に、手のひらに対する塩化アルミニウムの作用は腋ほど強くありません。
そこで、あまり作用が出ない人は「密封療法」という方法を使うとより良いと言われています。
密封療法とは名前の通りです。
塩化アルミニウムベンザルコニウム液を手に塗って、使い捨てのゴム手袋を履きます。
あとは、朝に洗い流します。
これでも作用が弱い場合は医療機関を受診しましょう。
効果が充分の場合の対応(脇、手のひら共通)
隔日、2~3日に1回、数日に1回へと減らしていくと良いです。
また、医薬品を使うまでもない状態かもしれません。
市販の制汗剤に変更しても良いです。
制汗剤を選ぶ際は、ちゃんとした「医薬部外品」を選びましょう。
Q&A
- Q.頭部や顔面に使用しても良いですか?
- A.この薬は皮膚を刺激します。頭皮や顔面は皮膚が薄いため、避けて頂く方が良いと思います。また、うっかり目に入る恐れもあります。
- Q.薄めて使って良い?
- A.薄めないでください。
精製水や水道水には雑菌が含まれているためです。
薄めるののであれば、市販の制汗剤を使用した方が良いです。
- Q.量をいっぱい塗った方がいいの?
- A.人によって症状の程度もありますので、原則自由と考えて大丈夫です。
刺激感や乾燥で不快を感じる場合は過剰と考えて良いです。
ただし、大量に塗ることで他の部位に流れて副作用の原因となりますので、数滴に抑える方が無難です。
- Q.寝る前じゃないといけないの?
- A.寝る前に塗って朝洗い流すというのは一般的な使い方です。
それが最も良いのですが、どうしても出来ない方もいるでしょう。
必ずしもそうでなければ全く効果が出ない訳ではありません。
生活スタイルに合わせて出来るだけ一般的な使い方に近いように使用しましょう。
アドバイスは個別具体的なことになるのでご相談ください。
- Q.服は汚れないの?
- A.衣服の色が変わる恐れがあると言われています。
塩化アルミニウムの変色によるものだと思われます。
大事にはならないと思いますが、高価な衣服を避けたり、脇汗パッドを使ってもいいと思います。
- Q.夏になると脇汗シートを使ったりするんだけど大丈夫?
- A.大丈夫です。
むしろ良いです。
臭いのもとになる物質がふき取れて、雑菌も減らすことができます。
ベンザルコニウム塩化物の殺菌力はそれほど長く続きません。
寝る前に塗ったら、朝にはすっかり効果が無くなっているでしょう。
- Q.皮膚がカラカラに乾いて良かった!
- A.ほどほどの効果に収めておきましょう。多少汗が出て普通です。過剰に使用すると皮膚の黒ずみの原因となります。
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